Castle-Building

英語好き、仏語もかじってます

S1E3: Cremona 前半 (Cabin Pressure和訳)

BBCラジオドラマ Cabin Pressure第3話、Cremona。

この回の個人的お気に入りはキャロリンです。

今回も英文スクリプトは Cremona Transcript | Cabin Pressure Fans からお借りしました。

 

  • Cremona (1-3)
    • CAROLYN: Ah, at last. Now then, guess who’s got a job tomorrow? I’ll give you a clue: it’s us.
    • HESTER: Oh, hello. MJN Air?
    • and beside that, we have the artificial horizon.
    • ARTHUR: Hello.

 

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"Stiff Upper Lip"って?

'Stiff Upper Lip' という表現、耳にされたことがありますか?

「こわばった上唇」?「かたく結んだ唇」?

 

先日和訳を掲載した、Cabin Pressureの初回 'Abu Dhabi' に出てきた表現なのですが、今回はこの表現について少し調べてみました。


まずどこで使われていたのか、Cabin Pressureのお話を振り返ってみます。

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S1E2: Boston 後半 (Cabin Pressure和訳)

S1E2: Boston 前半 (Cabin Pressure和訳)の続きです。

アーサーをけしかけて、嫌味な乗客に消火器で反撃したマーティンですが、予想外の展開に大西洋上を右往左往することに。ダグラスが貴重な常識人ぶりを発揮します。

 

  • CAROLYN: Reykjavik?!
  • DOCTOR PRICE (American accent): Hullo?
  • ARTHUR: Well, goodbye, then.
  • ARTHUR: Goodbye, thank you for flying MJN Air.
  • CAROLYN: Where is he?
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合掌の挨拶について考えたこと

http://sherlockspeare.tumblr.com/post/172918100559/about-benedicts-greeting-in-korea

sherlockspeare.tumblr.com

 

私はベネディクト・カンバーバッチさんのファンとは言ってもにわかだし、海外文化の知識も深くありません。さらに言うと、俳優の作品中の演技以外の部分での活動にはさほど興味がありません。

でも今回ベネディクト・カンバーバッチさんが韓国を訪問した際に、合掌とお辞儀での挨拶を繰り返したことが騒ぎとなったのには韓国が日本の隣国で、日本と同じ「合掌の挨拶をしないアジアの国」であることもあって関心がわきました。(個人的には「合掌はしないでほしい」と言う声が上がっていたのなら、それが本人が傾倒している仏教式の挨拶であろうと避けるべきだったと思います。ただ、その声がどの程度本人に届いていたのかが不明な状態で、部外者があれこれ言うことは不毛でしょう。)

そして、何より興味をひかれたのは、韓国のファンが合掌とお辞儀での挨拶を『racial/ 差別的』と表現したことです。韓国は儒教の国。仏教は少数派なので、合掌をされても特に嬉しくないのは理解できます。でも、『差別的』と主張するその根拠は何なのでしょうか。

 

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S1E2: Boston 前半 (Cabin Pressure和訳)

Cabin Pressure 第2話:機長の威厳と煙の切ない関係、ところでサイモンって誰?

Cabin Pressureの第2エピソード "Boston(ボストン)" の対訳です。

前回に輪をかけたマーティンの不憫さに、「まあ飲めよ」と1パイントおごって背中をたたいてやりたくなること請け合いです。

今回も英語原文スクリプトBoston Transcript | Cabin Pressure Fansより、Ariane DeVereさんのTranscriptをお借りしました。

 

 

  • Cabin Pressure 第2話:機長の威厳と煙の切ない関係、ところでサイモンって誰?
  • Boston 1/2
    • ARTHUR: Good evening, sir. Welcome aboard today.
    • CAROLYN: Martin, give Douglas your hat. … Do it.
    • DOUGLAS: How did it go?
    • ARTHUR (quietly into intercom): Okay, he’s up.
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S1E1: Abu Dhabi 後半(Cabin Pressure和訳)

Cabin Pressure Script 翻訳、前回のS1E1: Abu Dhabi 前半(Cabin Pressure和訳)からの続きです。

顧客の荷物をGERTIの貨物室に積み終えたところからストーリーが再開します。

最後の方のマーティンの猫がらみのダジャレ発言が、なかなか理解できず「そのこころは!?」とひとりで随分悩みました。

 

今回も英語原文スクリプトAbu Dhabi Transcript | Cabin Pressure Fansより、Ariane DeVereさんのTranscriptをお借りしました。

 

  • Abu Dhabi 2/2
    • MARTIN: Fuel system checked?
    • MARTIN: Carolyn, what the hell are you trying to do?
    • ARTHUR: Why? Why would you do that?

 

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S1E1: Abu Dhabi 前半 (Cabin Pressure和訳)

初回Abu Dhabi: マーティン機長のキャリア危機。飛行機の飛ぶ原理って?

始めた直後からすっかり放置していたブログですが、ひっそり再開を目指しています。

ようやくBBCラジオドラマCabin Pressureの全シリーズ収録のA-Z Boxを入手したところですし、今回はCabin Pressureの初回の翻訳をのせたいと思います。

初回Abu Dhabiはラストの落ちの気持ちよさが一級品。飛行機が飛ぶ原理についても豆知識が得られますよ。揚力が生まれる原理を英語で説明できたら、ちょっと気持ちいいですよね。

ちなみにCabin Pressureの概要と登場人物紹介はこちらをどうぞ。

 

kanakana009.hatenablog.com

 

現在Season1,2,4を聴いて、Season3とZのみが未聴なのですが、シリーズを重ねるごとに面白くなってる気がします。憎らしいお客がでなくなるからかな?最初の方はマーティンへのあたりがやや強すぎる気がして時々辛い…。でもS2のクリスマススペシャルのマーティンの優しさで救われました。

そういうわけで、今回は初回アブダビの前半の拙訳を掲載し、後半の訳と、ワードゲームの内容や感想などは次回挑戦したいと思います。目次はCDのトラック毎に設けました。

原文スクリプトAbu Dhabi Transcript | Cabin Pressure Fansから、Ariane DeVereさんのトランスクリプトを参照しました。30分近いショーの全文を書き取るのは大変な作業だと思うのですが、おかげで楽しみながら学ぶことが出来て本当に感謝です。

 

  • 初回Abu Dhabi: マーティン機長のキャリア危機。飛行機の飛ぶ原理って?
  • Abu Dhabi
    • MARTIN: Sorry, chaps. Looks like we’d better divert to Bristol.
    • CAROLYN: Martin, you’re a berk.
    • ARTHUR (from outside the door): Morning, Mum! Can I come in?
    • ARTHUR: Hi there, Douglas!

 

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