TOEIC990とるまでの平凡な勉強法
ブログの存在をほぼ忘れていました。
中卒から独学してTOEIC990とった、私なりの英語の勉強法の紹介の続きをしますが、英語を学んでいる人にとっては目新しい情報はほぼないと思います。
前回1)文法と2)NHKラジオ について書いたので、今回は3)英語ニュースから。
前回記事はこちら。
3 英語ニュース
今は簡単にネットで海外のニュースに触れられるようになりました。
でも、私の個人的実感では、知らない単語だらけのニュースをただ聞き流していても、英語のリスニングは上達しませんでした。知らない単語は聴き取れないし、記憶にも残らないからです。
その点 CNN ENGLISH EXPRESS | 朝日出版社 はスクリプトと解説付きなので、ニュースの中から効率よく新しい表現や単語を吸収していけます。
CNNエクスプレスの他に、話題が幅広い ENGLISH JOURNAL|アルク を好む人も多いですね。映画や文学など文化的な話題も多いので、ニュースだけでは飽きてしまうという人には最適だと思います。
NHK worldのPodcastやNHK World TVのアプリもオススメです。最新の国内ニュースが中心なので理解しやすいと思います。
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4 洋画、洋書
当たり前のことかも知れませんが、学習内容が最も効率よく定着したのは、自分の好きな本や映画を通してだったように思います。「まだ私には難しすぎるから」と、好きな本の原書に挑戦するのを先送りしてしまう人は案外多いのではないでしょうか。私もそうでした。
昔の自分にひと言アドバイスするとしたら、「意外といけるから興味を持ったら挑戦してみなさい。難しいと思ったら邦訳と見比べながらでもいいし、どうしても分からないところは飛ばし読みでOK」と伝えたいです。
日本語だけの環境で生活している私達が他言語を覚えようと言うのですから、習得への第一条件は当然その言語に触れる機会を増やすことです。文法書や辞書を参照しながらの精読精聴とは別に、そこで覚えた表現に実際に触れる機会を得るために多読多聴を続けることも大切です。
私自身は英語の本をごりごりと無理やり読むようになってしばらくした時に、まるでぱっと視界が開けるように読むことが急に楽になりました。会話についてもこの姿勢で臨めばよかったと今になって思います。
ところで、英語原書の本だけでなく、英訳された日本の本も多読にはおすすめです。英語の本が難しいのは、それが英語であるということだけでなく、異文化を背景に書かれているためでもあります。馴染みのない話題について書かれた文章を理解するには、文字通りゼロから内容を汲み取るための高度な読解力が必要です。日本の小説なら、馴染みのある文化を背景に日本人のマインドセットで書かれているので、多少汲み取りが容易になります。私の場合は英語原書の児童書よりも大人向け和書の英訳の方が易しく感じることが多々ありました。一度読んだことのある和書の英訳というのもいい選択だと思います。
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5 オーディオブック、ラジオドラマ
多聴に最適なツールではないでしょうか。この項目は私も最近になって開拓したので、詳しい方は面白いラジオ番組など教えて下さると大変嬉しいです。オーディオブックのサービスで 一番メジャーなのはオーディブルでしょうか。
ラジオとラジオドラマでは今のところBBCを一番よく利用しています。個人的なお気に入りはCabin Pressure やJohn Finnemore’s Souvenir Programme のようなコメディ。(Cabin Pressure はこのブログでも原文スクリプトと和訳をアップしています。) BBC iPlayerから色々なラジオ番組が聞けるので、好きな番組を探してみるのも楽しいと思います。BBCはPodcastでも面白い番組を沢山配信しています。英語学習者向けの番組も多く、ニュース、科学、文化、ドキュメンタリーなど、あらゆるジャンルがあるので、何かしら興味にあったものが見つかるのではないでしょうか。
以上自分が実際に行ってきた学習方法を振り返ってみました。
こうして書いてみると、自分はわりと効率の悪い道をたどってしまったかもしれないという気にもなります。魔法の近道はないかもしれませんが、英語に限らず外国語学習を実りあるものにするために必要なのは、
- 言語は頭で覚えるだけでなく、自転車のように体を使って覚える身体的な技能だと割り切ること
- はじめからすべてを綿密に理解しようと力まず、曖昧な部分も受け入れること。
これら二つのことだと思います。