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BBC SherlockとCabin Pressureにどハマりした英語好きのブログ初心者

中卒から独学でTOEIC860→990とった話

タイトルのまんまです。中卒から独学でTOEIC高得点を取得した、自分の英語学習方法を書いてみたいと思います。

英語学習経歴

まずは私の簡単な英語学習経歴を。
高校入学後すぐに体調不良で退学し、その後療養しながらある時から自宅で英語の勉強を始めて3年後、軽い気持ちで受けたTOEICで860をとり、それならいっそ英語科の大学行ってみてはどうだと言うことで、約1年勉強して東京の国立大学に受かりました。

ちなみにそれから6年後の現在は留学も経験し、TOEIC990を保持。勉学の傍らまだ本格的ではありませんが、通訳や翻訳のお仕事を受けています。

Photo by rawpixel on Unsplash

 

 

私自身もまだまだ未熟なのですが、どうやって勉強したのか教えてほしいと言われることが多いので、記憶をさかのぼってまとめてみました。以下が860をとるまでの勉強法で、ざっと思いついたもの。

1.高校の学校教材(文法書)、辞書、進研ゼミ

2.NHKラジオ講座

3.英語ニュース

4.洋画、洋書

5.オーディオブック、ラジオドラマ

今回は1番と2番を解説します。

 

1.高校の学校教材

文法書を一冊読み込む

基礎的な内容の文法書1冊を、繰り返し読み込みました。

冒頭でも述べた通り、高校に入学してすぐ退学したので未使用ぴかぴかの学校教材が手元にあったのです。教材名や出版社は忘れてしまいましたが、Forestやロイヤルより易しい内容でした。それから、それに付属していた100の基本例文も暗記しました。

この文法書と、一年間受講した進研ゼミの大学受験講座でほぼ文法の基礎は固めたと思っています。(当時すでに20歳を遥かに超えていましたが、問題なく受講できました。)

ラジオ講座などで少しでも分からない構文があったら、辞書と文法書に必ずあたり、英会話講座のスキットを利用して文法理解も同時に深めました。

↓の画像のような量の本はもちろん読んでいません。読み込んだ文法書は一冊です。

 

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Photo by Claudia on Unsplash

辞書は読むもの

それから辞書。これも高校入学時に購入したものを使っていました。
単語を調べる際には意味だけではなく、発音、成句、例文等も読むことを心がけました。例えば基本単語 "arrive" は学習者がよく用法を誤る動詞です。研究社のリーダーズ英和辞典(2008)、arriveの項目の1番を見てみましょう。

arrive  /ərάɪv/ vi
1. 着く、到着する〈at a place, town, city; in a country, a big city〉;〈物が〉届く;〈ある年齢・時期・結論・確信に〉達する〈at〉;〈時が〉来る;〈新生児・新製品などが〉生まれる;《古》〈事が〉起こる

用例:arrive upon the scene
   現場に現われる

   《予定表などで》Arrive 〈at〉 New York
   ニューヨーク着

 ここから読み取れる情報は:

・第二音節 /άɪ/ に強勢がある。

・自動詞で、目的語の示す範囲の大きさによって前置詞 at, in が使い分けられる。

・人、物、時/タイミングを表す語も主語になる。

・人、物、両方の誕生を表すことが出来る。

・予定表など簡易表現が好まれる場では、前置詞は省略されることがある。

…等々です。「着く、到着する」という意味項目のみを見て辞書を閉じてしまい、"He arrived the hotel."などと他動詞として用いてしまったことのある人もいるのではないでしょうか。その時読んでいる文脈に関連のある項目だけでもいいので、よく読んでみると発見があったり語の理解が深まります。辞書は言語学習者にとって最も心強い書物です。 

 

2.NHKラジオ講座

英語に身体を慣らす

おそらく一番目に見える効果が大きかったと思います。

当時放送されていた『徹底トレーニング英会話』を2年間毎日欠かさず聞きました。番組が終了してしまってからは、CDを購入してリピートしました。

・スキットのリピート

・ロールプレイ

・オーバーラップ (英文に重ねて同時に発話練習する)

シャドウイング (聞いた英語を1秒ほど遅れて追いかけるように復唱する)

・ディクテーション (聞いた英語をテキストを見ずに書き取る)

講師の岩村圭南先生の言うことに従って、これらを毎日続けました。
目標は毎回スキットを全て覚えて、テキストを見ずに声に出して演じられるようになること。
ですから15分の講座を消化するのに30分や1時間、ときにはそれ以上かかる日もありましたが、この練習が「英語に慣れる」意味でかなり重要だったように思います。

この練習は必ずしもこうしたラジオ講座でなくともよいと思います。
自分の好きな映画やドラマ、オーディオブックなどを用いて、その台詞を耳コピーしてみるのもいいし、英語のニュースを聞きながらシャドウイングしてみるのもいいアイデアだと思います。

ただ、自分に合ったレベルを探すこと、継続的に取り組めるようペース配分をすることが難しいので、その意味でNHKラジオ講座は優れていると思います。

 

知識とスキルは別物

英語は頭で覚えるものと思っている人が多いと思うのですが、実際にはもっと身体的なもののように感じます。自転車の乗り方や、車の運転を覚える感覚に近いのではないでしょうか。

車の運転を例に考えてみましょう。交通法規や運転操作の手順を学ぶことと、実際に車体を操作して公道を走ることは全く別の事柄で、これらを両立して初めて安全なドライバーとなりますね。

同じように、単語・語法・文法などの知識と、それを運用して会話をしたり、読み書きをするスキルとは、身につけるのにそれぞれ違った訓練が必要になります。

実際に徹底的に会話の練習相手になってくれる英語母語話者が身近にいるのなら、こうした訓練の必要性はさほどないかもしれませんが、一定量の正しい構文の英文の発話を継続的に練習することは、話す・書くのプロダクション能力を育てるのに不可欠ではないかと思います。

 

以上、大学受験を決めるまでの私の英語学習について一部を解説しました。

TOEICのスコアなんてそんなに当てにならないとは思っているんですが、まあ1つの目安にはなるのかなと。(私よりずっと英語の会話やライティング能力があるのに、私よりもスコアの低い人も周りにいるので、正直なところそんなに信用はしていません。)
私の場合は療養中だったために独学となりましたが、英語教室に通うなどして仲間と学ぶのも楽しそうだなと思っていました。一人で学びたい、または学ばなくてはならない理由のある人の参考にしていただけたら幸いです。